不妊治療について

当院では不妊治療に必要な検査を初診から開始できます。(予約なしでもOK。)
的確な検査を行い、スピード感をもって検査・治療が可能。

不妊治療が成功するには理由がある。月経がきてしまった場合は、必ず原因がある。

初診で、しっかりカウンセリングを行うことで、
さずかれる力があるのに、妊娠を妨げるあきらかな要因がないか?

必要な検査をチョイスし、原因分析し、妊娠する能力を最大限に引き出すように方法を導き出します。

当院の考え方

原因
データにそって分析
計画
プランの相談可
対話
カウンセリング
治療
オーダーメイド
選択
ステップアップ
併用
先進医療

院長からの
メッセージ

かわいい赤ちゃんを迎えるためのお手伝い。ぜひ、ダイヤビルレディースをご用命ください。当院はこれから妊娠したい、妊活はじめての方も、ピルの患者さまもいるので街中にあっても通いやすい、そして、「二人目」不妊の患者さまも名駅からエレベータも使わずバリアフリーで来られるので、圧倒的に通いやすい。クリニックの待合室も広いですので、付き添いの方も、お子さま連れベビーカーでのご来院もOKです。なかなか混み合っていて、ビルもピカピカで入るのに少し緊張しますが、優しいスタッフがお出迎えいたします。

授かりものである、「妊娠」。なるべく自然に近い形でできるのが、ハッピー。万事オッケーなのですが、実際は、なかなかそうはいかないこともあります。そういったときに、ただ前を向くだけでなく、下を向くことがあってもよいと思います。前だけ見ていると、自分の横や背中にいてくれる味方がみえなくなります。下を向くことは決して悪いことではなく、下を向くと自分の視線に横や少し後ろがみえるようになります。妊活は決して一人だけではない、そばにいてくれる、医学的なアドバイスも的確にしてくれる、私たちを応援してくれる、家族や温かいスタッフ、あなた方二人の味方が必ずついてくれています。下を向いたときに、冷静に客観的に自分の後ろ(過去)の治療をしっかり振り返ることで、気がつかなかったこと、当たり前に思い、通り過ぎていたことがみえてくることがあります、妊娠するための答えは、そういったところにみつかることもあるので、ダイヤビルレディースは、妊娠するために情熱をもって、お手伝いさせていただきつつ、冷静に客観的に物事をつかみ取り、情報提供できて、近くにあっていつでも相談できる、皆さまに寄り添う味方でありつづけます。

How to…? 妊活を行う上で必要なことは?

自分たちで妊活をしていく上で、大切なことは、①排卵が起きていること、②卵管が健康であること、③精子が元気であることです(当院で男性の検査、精液検査も可能です)。ここは早めに確認しておきたい。

排卵については、排卵検査薬や基礎体温などで一部評価することも可能ですが、未破裂黄体(LUF)や黄体機能不全などがあると、月経周期が整っていても、無排卵で出血が起きている可能性があります。

当院はタイミング指導もやさしく、丁寧に、本当に排卵できているか?卵管が健康か?精子が問題ないかを確認しつつ、必要に応じてステップアップも選べます。人工授精や体外受精、顕微授精においても、日本生殖医学会の生殖医療専門医および管理培養士に指揮監修された経験豊富な培養チームと先進医療機器を備えたラボラトリーが皆さまをサポートし、そして大切な命の源(受精卵)丁寧に心をこめて、管理、お預かりいたします。採卵については、平日は9時頃から、土曜は8時頃から行っています。麻酔ありで、痛みを軽減、また最新の経膣エコー洗浄システム、「trophon 2」を都度、使用しておりますので、1日3名までの限定とさせていただいております。クリーンな環境で、痛くない採卵をめざして。

妊娠したいと思ったら、なかなか、授からないな、不妊なのかな?と思ったら、月経中でも、どのタイミング受診していただいても構わないです。お一人でも、パートナーと一緒でも大丈夫です。やさしいスタッフが、全力でサポートします。

ダイヤビルレディースクリニック

院長 水谷栄太

当院での
不妊治療について

不妊症とは

不妊症とは性交があっても妊娠しない状態を意味します。一般的には1年間避妊なしで性交があっても、妊娠しない状態を言います。(1年は目安で、各カップルによってその期間の感じ方、考え方は異なります。短い方もいれば長い方もあります。)決してめずらしいことではありません。(およそ 10-15% といわれます。)

妊娠はさずかりものですから、特に病院にかからなくてもいいやと思うかもしれませんが、男性も女性も生きている限り永遠に妊娠できるわけではありません。人はそれぞれ歳を重ねていって、年齢の変化によって妊娠するための条件が難しくなることもあります。あかちゃんを欲しいと願っているのになかなか妊娠しない場合は専門の医師等に相談することも解決策の1つです。

出典 一般社団法人 日本生殖医学会 「生殖医療の必修知識」

クリーンルーム

胚培養士が皆さまの大切な卵子、精子、受精卵、凍結胚を管理、お預かりする環境である培養室(ラボラトリー)、採卵や胚移植を行う手術室は空気中の微粒子や微生物を取り除く、HEPAフィルタが導入されております。24時間365日浄化された空気が循環した施設になっています。皆さまには、体外受精に向けて、卵子凍結に向けての採卵、お預かりした受精卵の胚移植の際に、こちらの採卵室にお入りいただけます。また、タイムラプスを先進医療でお選びいただいた患者さまには、受精卵の培養経過の動画をご覧いただけます。皆さまの大切な命の源が頑張って成長(分割)する姿をぜひご覧ください。成長を一緒に見守りましょう。なお、採卵時、胚移植への御入室の際には滅菌帽子、マスクの着用と専用の手術衣を着用していただきます。

当院で取り組んでいる
先進医療

先進医療とは、厚生労働省が一定基準の有効性・安全性を満たしていると判断し、保険診療との併用を認めている高度な医療技術・治療方法のことです。

当院では、患者さまのご要望に幅広く応えるため、下記の「先進医療」を実施しています。ご質問など、まずはご相談ください。

【 留意点 】

先進医療は保険適用外です。先進医療の部分が自費診療(費用自己負担)となります。

今後の保険適用に向けて評価を行うため、実施する医療機関は診療情報や成績を厚生労働省へ報告する義務があります。(個人情報が特定できない形で提供されます)

  • SEET法
    (子宮内膜刺激術)
  • タイムラプス撮像法による受精卵・胚培養
  • 子宮内膜擦過術
  • 二段階胚移植術
  • 子宮内フローラ検査
    (子宮内細菌叢検査2)
  • ERPeak / EMMA / ALICE検査
    (子宮内細菌叢検査1)

検査・治療の流れ

Step1 妊娠したいと思ったら、月経中でも排卵前でも排卵後でも、どのタイミングで受診していただいてもOKです。
基礎体温の計測も特に必要ありません。エコーをみればわかります。

排 卵にかかわる大切な検査
○下垂体ホルモンの分泌を血液検査で実施

月経2〜5日目に1回。LH、FSHの測定。

(採血は毎回ではなく基本1回)

○卵胞チェック

月経周期によって異なりますが排卵前に経膣超音波で主席卵胞の大きさなどを確認し、排卵を予測します。

(エコーは上手な医師か経験豊富な検査技師が行います。)

○排卵後の確認を経膣超音波と血液検査で行います。

排卵後数日に1回行います。黄体ホルモンの血液検査を行います。

(採血は毎回ではなく基本1回)

治 療

排卵障害がある場合は、体質改善で排卵をうながしたり、
排卵促進剤の内服やHMG注射を使用して排卵しやすくすることを行います。

卵 管にかかわる大切な検査
○クラミジア検査

性感染症の一つで、慢性化すると卵管水腫を作り、卵子および受精卵の移動を妨げるクラミジアの感染がないか採血で検査します。(採血は1回のみ)

治 療

抗生剤 場合によっては外科的治療

○卵管通過性検査

当院は通水検査で行いますので、レントゲンは使いません。(どこかのタイミングで1回・痛くならないよう経験豊富な医師が行います)

治 療

卵管通過性が確認できない場合は連携医療機関で子宮卵管造影を行い再確認し、通過がない場合は外科的治療を行うことがあります。

精 子にかかわる大切な検査
○精液検査

専用の容器を事前にお渡しし、ご自宅など院外で採取し持ち込んでいただいて検査を行います。採取2〜3時間以内にお持ちいただければ検査可能です。検査はご本人が持参されても、パートナー(女性)さまがもってきていただくこともできます。予約なしでも可能です。平日は18時まで土曜は12時まで到着でお願いします。(院内採精室(有料ルーム)ご利用の際は前日までの予約制ですので、診察時あるいは前日までにお電話でご予約ください。)

治 療

精液検査は1回ではなかなか判断が難しいです。そのときの体調などでも精液の状態は大きく変化することがあるので、一喜一憂しすぎる必要はありません。再検査を行い、無精子あるいは乏精子、精子無力症の場合は、ホルモン検査を行ったり、サプリや内服の治療と同時に、外科的治療で改善することもあるので、生殖専門医の泌尿器科の先生を紹介させていただきます。

性 交にかかわる大切な診察

痛みが強く、性交が行えない性交障害。男性も女性もいずれにも起こりえます。物理的な原因がある場合は、痛みを緩和する方法の指導を行っています。

また性交時に十分な勃起やその維持ができずに、満足な性交が行えない状態であるEDについてもカウンセリングや内服の治療を行っています。EDの頻度は大変多く、軽~中等症のEDについては日本人男性の20-30%くらいに見受けられます。いろいろ方法を駆使してもうまく性交ができない場合は、妊娠を先行する選択(人工授精や体外受精にすすむ)もおすすめします。

Step2 排卵、卵管、精子について問題ない場合は、卵子の質、精子の質や着床、受精の環境にフォーカスを当てつつ、
排卵促進などを併用しながら、以下の追加検査を必要なものをピックアップして行います。

着 床等に関する検査
○子宮鏡検査

内視鏡を経膣的に挿入し、子宮のなかを確認します、着床を邪魔するポリープや筋腫、奇形などがないか、また慢性炎症などがないか確認します。

治 療

ポリープなどは内視鏡で切除 大きな筋腫などは連携病院で外科的切除 慢性子宮内膜炎については抗生剤治療

○ホルモン検査

排卵、着床に関わるホルモンの検査を採血で行います。 TSH PRL HOMA AMH

治 療

甲状腺など内分泌異常のある場合は連携医療機関の内科の先生を紹介し必要あれば投薬は当院で行います。

○精子に対する抗体の検査(自費になります)

精子不動化抗体の採血検査

治 療

人工授精の適応となります。

○子宮内フローラ検査

子宮内の菌の割合を調べる検査。妊娠には善玉菌であるラクトバチルス属優位が良いとされ、子宮内環境が妊娠に適しているかどうかを調べます。

Step3 基本検査を踏まえて治療法を選択します。検査をすすめつつ、タイミング指導で妊娠される方や排卵促進で妊娠され、クリニックを卒業される方がほとんどですが、数周期経過し、妊娠に時間を要しそうな場合には、「人工授精」などのステップアップを提案させていただく場合もあります。
また、より高度な不妊治療である「体外受精・顕微授精」を視野に入れての治療方針も考えていきます。

○人工授精

人工授精は調整した精子を子宮内に直接注入する手技です。具体的には、細いチューブを使用して、子宮頸管を通り抜け、事前に採取して調整した精子を子宮の奥深くに注入します。その後の受精、着床に至るプロセスは自然妊娠と同じです。人工授精はなるべく排卵に近い時期に、できるだけ多くの精子を子宮内に確実に注入することが重要です。

性交障害、男性因子、頸管因子、そのほかの原因不明不妊が主な適応となりますが、卵管因子を除いた不妊原因に対して、体外受精の前のステップの治療として用いられます。人工授精での妊娠率は1回あたり7〜11%程度です。回数、年齢に制限はありません。保険適応の場合は3割負担で約5,400円です。

人工授精の流れ
  1. 人工授精をご希望される場合は、妊娠率を高めるため、排卵促進を行うか、自然な排卵で人工授精を行うかの相談に月経1〜5日目頃で受診していただきます。

  2. 排卵日を特定するため、超音波検査で卵胞の大きさや子宮内膜の測定を行います。人工授精を行う2〜4日前に2回目の受診をしていただきます。

  3. 人工授精当日に、ご自宅あるいは院内採精室で精液を採取していただきます。持参の場合は採取後2〜3時間以内でご持参くださるようお願いします。お預かりしてから30〜60分かけて、精液検査の後、精子を調整してまいります。
    人工授精専用の細いカテーテルを使って、外来診察室で、調整した精子を直接子宮の奥深くに注入します。(1〜2分で終わります。個人差はありますが、日ごろの内診が痛くなければさほど痛みは伴いません。)注入後そのまま内診台で2〜3分安静にして終了です。当日は入浴も運動も可能です、生活に制限ありません。

    「スマート人工授精」のススメ

    午前9時頃精子を提出して、お昼頃12時頃クリニックで、スマート(人工授精のみなら、院内滞在時間20〜30分程度)に人工授精ということも可能です。人工授精当日の診察予約は不要です。
    午後診察のある曜日は17時30分頃まで精子の受付ご対応可能です。17時30分頃採取していただいて、19時頃に来てスマートに人工授精も可能です。

  1. 01人工授精の相談

    診察で人工授精が決定しましたら、看護師より当日の流れの確認と説明がございます。採精容器をお渡しします。戸籍謄本等の確認、同意書をお渡しします。人工授精の日は予約サイトで予約をお取りいただく必要はありません。看護師で人工授精枠を承りますので、その次の診察日をご予約してください。(排卵の確認、未破裂黄体のないことを確認する場合の目安人工授精の数日後、未破裂の確認不要の場合は約2週間後)

  2. 02当日

    ご自宅で採取していただいた精子の入った容器を受付でご提出ください。診察受付時間前のお時間もお預かり可能(7時30分〜)ですのでご相談ください。提出いただいてから約1時間調整がありますので、外出いただいてもOKです。上記のスマート人工授精もご対応いたします。外来診察室で予定の時刻に人工授精を行います。

  3. 03人工授精後

    精液検査の結果をデータや動画で確認し、医師よりお話しの後、看護師から説明がございます。人工授精後は日常生活全くいつも通りで問題ございませんので、お仕事にお家にお戻りいただけます。未破裂黄体がないかの確認は数日後、確認不要の場合は2週間後月経がこなければ妊娠判定を行います。ご自身で妊娠検査薬を使用していただいてもOKです。

人工授精から体外授精へ
ステップアップの判断時期

月経が来てしまう場合は、人工授精の後、高温期が何日で月経が来ているか、体の変化や日にちから考えて想像するに、受精までできていた、あるいは着床までいっていたが、残念ながら月経がきてしまうパターン(生化学妊娠の可能性)と、人工授精後きっちり黄体期がおわると月経が来る場合 (受精ができていない可能性、精子が届いていないのか卵管のピックアップ障害が起きているのか、受精障害なのか) で判断は異なってきます。当院では2〜4回くらい行って妊娠が難しければ体外受精、顕微授精へステップアップを基本路線とし、あるいは早めにステップアップすることで、なるべく良い状態の卵子と精子で受精卵を作成して、状況によっては複数個凍結卵が作成可能であれば、第二子第三子のことも考えて、若いときの卵で受精卵を作っておくという、アグレッシブな選択も可能となってまいりますので、必要あれば1回、あるいは人工授精するなら体外受精顕微授精をした方が早いだろうと考えられる場合は、人工授精なしで、体外受精顕微授精へのステップアップも行っています。

また体外受精を検討する中で以下の検査も相談、選択しながら行うことがあります。高度不妊治療関連検査

○子宮内膜着床能(ERA)検査

着床において、子宮内膜が胚を受け入れる最適な着床時期を判断。子宮内膜に発現している238種類の着床に関連する遺伝子を解析しWOIかどうか判断します。

○子宮内膜マイクロバイオーム(EMMA)検査

子宮内の細菌叢が胚移植に最適な環境であるかどうかをみます。

○感染性慢性子宮内膜炎(ALICE)検査

慢性子宮内膜炎の原因となりうる細菌を検出する検査です。

mini Memo01

江南市、岩倉市、北名古屋市、大口町、犬山市、小牧市、清須市、豊山町、扶桑町、半田市、東海市、知多市、東浦町、飛島村、常滑市、大府市、阿久比町、南知多町、武豊町、美浜町、愛西市、あま市、知立市、刈谷市、碧南市、安城市、みよし市、高浜市、西尾市、幸田町、蒲郡市、新城市、田原市、設楽町、岐阜県、三重県に住民票がある方は不妊治療助成金(一般不妊治療)の対象となる場合がありますので、各年の2月末締めで通院時の明細書領収書を保管しておいていただいて、各市町村のホームページから必要書類をダウンロード(ご自宅にプリンターがない方は、クリニックでご相談ください。)の上、クリニックにお持ちいただければ、申請書の病院が記載する部分をお作りしお渡ししておりますので、ぜひご活用ください。保険診療での自己負担(3割負担)分に対する助成となります。

※なお、対象となる期間や対象となる治療や助成金の金額や助成の有無が、年によって変更となることがございます。最新の情報は各自治体のホームページをご確認ください。

mini Memo02

また、人工授精は手術の扱いとなりますので、みなさまが任意の生命保険(医療保険)に加入されている場合、付帯状況によっては、給付金の対象となる場合がございますので、ご確認ください。

妊婦健診は10〜14週頃まで
とさせていただいております

経腹でも経膣でも4D超音波検査が可能です。20週以降で4D超音波検査ご希望の方は、不定期で月曜午後と木曜午前、土曜午前に承っております。ご希望ご検討の方はお電話、または受診時にクリニック受付でおたずねください。

出産後のケア・メンタルヘルスケアなども行っています。

当院は婦人科全般の診療体制を有しているクリニックです。出産後、疲れやすくなった、不眠が悪化したなどの体調変化をはじめ、育児や家事でのストレス、やる気がおこらない、鬱っぽいなどの症状や、育休後の仕事への復帰などについてのご相談もお受けしております。また、今後のファミリープランについて、「二人目」「三人目」不妊で通いたい方についても、お子さま連れで、ベビーカーで、そのまま受診していただけるよう、待合も広く取っております。

第一子の妊活は他院で、「二人目」はダイヤビルで相談しようかな?あるいは、妊活はダイヤビルレディースでしていて、転院してその後しばらく受診してなかったけど相談してみようかな?という方も大歓迎です。当院はいつでもやさしく皆様をお出迎えいたします。名駅で通いやすい、かかりつけ産婦人科医でありつづけます。