切迫早産とは

妊娠22週から37週未満で分娩した場合は早産といいます。

普通は正期産とよばれて37週から42週未満の分娩が理想ですが、医療が発達した現在では早産でも十分ケアをして正常に発育することが可能です。
ただし、22週未満は流産(つまり出生しても生存は不可能)と定義されているように、22週から32週あたりでは合併症のリスクが高くなります。

切迫早産はこのような時期に破水、陣痛や子宮頚管の熟化(子宮の入口が分娩状態になること)がみられたときは早産が間近に迫っていることを意味します。
さまざまな原因とその病態があり、感染症や胎児機能不全などでは人工的に分娩させる(帝王切開も含めて)場合がありますが、胎児が健康な状態で生まれるために可能な限り妊娠を継続させるように試みます。

感染症では抗生物質を投与し、妊娠期が早いときは肺機能を上げるためステロイドを投与しますが多くは早産になってしまいます。

破水していない場合は薬物療法で早産を予防しますが、薬の中には大量に投与したり長期間使ったりすると胎児は生まれてからも長い間副作用の影響を受けることがあります。
このため、これに代わる方法として安全な女性ホルモンを投与して陣痛を抑えることが可能です。生体由来と同じホルモン剤を投与して、陣痛を起こすオキシトシンという体内の物質を分解する酵素を産生させて早産を予防します。

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